フィラリア予防の季節です

今年もフィラリア予防の季節がきました。

 フィラリアは、もしも感染してしまうと命に関わる寄生虫ですのでしっかりと予防しましょう。予防期間は5月から12月までの8ヵ月間が安心です。

 また、今年もフィラリアの血液検査と合わせて血液検査による健康診断のキャンペーンも行っていますので一緒に行ってみてはいかがでしょうか。特に、「健康そうに見える子」でも隠れた病気の早期発見につながるのでお勧めです。

 ネコちゃんのフィラリア予防もお勧めしていますので、「ネコちゃんのフィラリアって?」と思われた場合は気軽に相談していただければと思います。

お家でのアレルギー予防

 今回は、家でやっていただきたいワンちゃんのアレルギー性皮膚炎の予防についてです。

 換気を良くすること。カビやダニは湿度が高いと増殖しやすいので湿度を高くしないようにするためです。

 フローリングにすること。カーペットや畳などはダニの食べ物がたくさんつまってしまいダニには好都合だからです。また、ヒトが眠る布団やソファーもダニが発生しやすい部分なので注意が必要です。しかしフローリングは足が滑るので関節を痛めやすくなってしまうところはデメリットです。

 エアコンの掃除。エアコンのフィルターは放っておくとカビだらけになります。夏になってそのような状態でエアコンを使用するとカビを部屋中にまき散らしてしまうことになりかねません。

 服を着ること。服を着ることでお散歩の際に体に付着する花粉を減らすことができます。さらにお散歩から帰ったら体を拭いて花粉を落とすことも効果的です。足先にも花粉などがくっついているので皮膚にやさしいシャンプーを使って洗ってあげると良いです。

 原因になる食べ物を徹底的に避けること。食物アレルギーの場合ですが、ほんの少しでも原因物質を食べてしまってもアレルギー性皮膚炎を起こすことがあるので厳重な食事管理が重要です。

 これだけで治るといったものではありませんが、しかし、これだけでも症状が軽くなることはありますので是非実践していただけると良いと思います。そして原因がわかっていると予防もしやすくなりますので、気になる場合はご相談していただければと思います。

皮膚が痒くなってくる季節では?

 暦の上では春となって、少しずつ暖かくなってくる季節になってきました。良い季節になってきますが、花粉症の方にはつらい時期でもあるかもしれません。

 さて、だんだん暖かくなってくると皮膚を痒がるワンちゃんがいます。そんなワンちゃんの中にはアレルギー性皮膚炎の子も少なからずいるのではないかと思います。このような子たちの場合はダニやカビ、花粉などのアレルギーの可能性があります。暖かくなると草木も成長し花を咲かせますし、ダニやカビも気温・湿度の上昇で増えてくるからです。

 ダニやカビ、花粉などのアレルギーの場合は、皮膚にそれらがくっつくことによってアレルギー性皮膚炎が発症します。それら自体が皮膚のバリア機能を破壊して体の中へ入っていくのですが、アレルギーによって炎症を起こすこと皮膚がダメージを受けてさらに体の中にアレルギーの元が入りやすくなってしまうことも問題になります。こういった悪循環を起こすことでアレルギー性皮膚炎は悪化していってしまいます。

 このような理由からヒトが花粉症になるように、ワンちゃんも暖かい時期になると皮膚炎が起こるのです。

肉球

 ワンちゃんが激しく走ったりした後に肉球に傷がついたり剥がれてしまうことがあります。「ドッグランへ行った後になってしまった」というお話を良く聞くことがありますが、もしかしたらそのドッグランでは「人工芝」をひいていないでしょうか? 人工芝は滑り止めとして関節などへの負担は少なくなるかもしれませんが、反面、肉球を傷つけやすいので、もしも肉球を傷つけることが多い子はよく確認してみてください。

お年寄りと冬

 まだしばらく寒い季節が続きます。

 最近お年寄りのワンちゃん・ネコちゃんが体調を崩して来院されることが増えています。「ご飯を食べなくなった」、「痩せてきた」、「立てなくなった」、「くしゃみ、鼻水が出る」などの理由が多いようです。

 これは若いころと違い体力の衰えや免疫力の低下、隠れた病気を抱えていることに加えて、寒さによるストレスが加わって起こってくるものです。例えば1日のうちで数時間寒い時間があったとしてもストレスとなってしまいます。特に「最近痩せてきた気がする」というお年寄りの子がいたら注意が必要です。

 「たぶんうちの子はまだ大丈夫そう。」と思っていると大変なことにつながってしまうことが多いお年寄りの子たちのために、早めの来院を心がけていただければと思います。

フェレットとインフルエンザ

 今年もインフルエンザが流行してきました。皆様も体調に気を付けてください。

 さて、ヒトのインフルエンザウイルスがフェレットちゃんにも感染することをご存じでしょうか。感染する確率はかなり高いのでご家族の方でインフルエンザの感染があった場合は部屋を分けてあげる、感染しているご家族の方を近づかせない、手を洗ってから触れるなどの配慮をしてあげてください。それでも「もしかしたらうつってしまったかも?」と思ったらご相談していただければと思います。

開院して1周年

 戸田市に開院してちょうど1年が経ちました。皆様に支えられてあっという間の1年でした。これからもワンちゃん・ネコちゃん・エキゾチックペットの子たちの健康を支えられるように日々努力・精進してまいります。

寒くなってきました

12月に入り、寒さも徐々に増してきました。

 冬に多く見られる病気の一つにネコちゃんの膀胱炎があります。これから数ヶ月の寒い時期は特に注意が必要ですので、「トイレに行く回数が増えた」、「何も出ていないのにトイレで長く座っている」、「おしっこの色が赤っぽい」といった症状が見られたらすぐに来院するようにしてください。さらに症状が悪化すると吐いたり、ぐったりしたり、けいれんなども見られることもあり、特に男の子の場合は尿閉(おしっこがでなくなってしまう)を起こして命の危険にさらされることもあります。

 エキゾチックペットの子たちも寒さ対策が必要です。ハムスター、トリ、ハリネズミ、哺乳類以外の子たちは特に注意が必要です。また、ウサギやフェレットの子たちなどでも、老齢の子では体力も落ちてきているので特に注意してあげてください。

 今月末まで、ワンちゃん・ネコちゃんの健康診断血液検査のキャンペーン中ですので、是非この機会に検査をしてみてはいかがでしょうか?

フードの注文について

とても寒い季節になってきました。ワンちゃん・ネコちゃん・エキゾチックペットの子も温度の管理には気を付けてあげてください。

さて、年末年始はフードメーカーさんも長くお休みになってしまします。そのため年末年始はフードのお取り寄せができなくなってしまいますので、特に療法食を食べている場合は早めに準備をするようにしてください。常に病院にも在庫があるわけではございませんので急な場合は対応できないかもしれません。そんな困った状況にならないようにご協力をよろしくお願いします。