フィラリア予防

4月に入ってすでに10日以上経ちました。フィラリアの予防シーズンです。

特に、土曜日・日曜日」は大変な混雑となりますので、大変申し訳ありませんがご理解いただければと思います。

先日書いた「おいしいフィラリアのお薬で、マダニ・ノミまで予防できるもの」が、想像以上に人気があります。今までマダニ・ノミの予防をされてこなかったオーナー様も興味がある様子です。「手間なく予防ができる」という点が評価されているのかもしれません。また、「実はうちの子、スポットタイプのお薬を嫌がるんです」というお話も多く聞かれることに驚きました。当り前に使われてきたものですが意外と問題も多いと再認識しました。

ネコちゃんには味覚の性質上、「おいしいフィラリアとノミ・マダニのお薬」はないのですが、スポットタイプで「フィラリアとノミ」の予防ができるものがありますのでご相談いただければと思います。

フィラリアの予防薬の進化

3月になりました。ひどく冷え込む日は少なくなり、少しずつ過ごしやすくなってきましたね。しかし、引き続き夜間の冷え込む日もありますので、体調の管理は注意が必要です。大きな気温の変化が体調を崩させる原因になります。

フィラリアの予防が4月になると始まります。「5月初めから12月までの8か月間、毎月1回お薬を飲む」ことで予防をします。ワンちゃんは当り前ですが、ネコちゃんでの重要性も近年指摘されています。

さて、ここ1-2年、フィラリアの予防薬に少し変化があります。

まず、「マダニ・ノミのお薬に内服薬」が増えてきたこと、

さらに「フィラリア・マダニ・ノミが同時に予防できる薬」が増えてきたことです。

画期的な変化なのですが、これらのお薬のメリットは以下のようになります。

・マダニ・ノミの予防とフィラリアの予防の両方を行う場合、別々よりも安くなる場合が多い。

・マダニ・ノミの内服薬の方が、耳や足などの先端部分にも薬の効果が行き届く

・かなりおいしい(おいしくないものもある)ので、おやつ感覚であげられる。

まだこれからも新しい薬が出てきそうなフィラリア・マダニ・ノミ予防の合剤です。おそらくこれからはこういったお薬が主流になっていくのだと思います。

気になることがあればお気軽にご相談いただければと思います。

 

2月に入って

まだまだ寒い日が続き、暖かくなってくるのが待ち遠しいですですね。

ここ数日、特にワンちゃんの下痢・嘔吐で来院される方が極端に多いです。「特に変わったこともないのに突然」ということが多いです。

はっきり原因がわからないとき、意外と気温や気圧などの変化の影響を受けていることがあります。こんな時は夜の室温を注意してみるとよいかもしれません。1日の寒暖の差が大きいと体調を崩しやすい傾向があります。夜間の室温を昼間の室温に近づけると体調を崩しにくくなるかもしれません。

 

フード・お薬の確認を

今年も2週間をきりました。寒さが厳しいのでペットの子たちの体調管理も十分注意してください。

12月も土曜日・日曜日は大変混雑をしております。ご迷惑をおかけしていますが、ご了承ください。

年末年始は業者さんも長期の休みになります。この期間はフードやお薬の注文もできなくなってしまいます。ですので、フードの残りの量やお薬の数に十分に注意して必ず早めに確認をしていただければと思います。

 

 

年末年始の診察について

今年ももう1ヵ月を切りましたね。寒さが増してきましたのでペットの子たち、特にエキゾチックアニマルの子たちの温度管理には十分に気を付けてください。

12月末までは、健康診断キャンペーン中です。ネコちゃんの健康診断もあり、今年も好評な様子です。

年末年始の診察日のご案内です。

12月30日(水曜日)・・・平常通りの診察

12月31日(木曜日)・・・午後は時間短縮  診察時間:9:00-12:00 16:00-18:00

1月1日(金曜日) 休診日

1月2日(土曜日) 緊急の診療のみ対応  診察時間:10:00-12:00 16:00-19:00

1月3日(日曜日) 緊急の診療のみ対応  診察時間:10:00-12:00 16:00-19:00

1月4日からは平常通りです。

お正月は緊急の対応となりますので、特別料金を診察とは別途いただくようになりますのでご了承ください。

 

11月に入って

昼夜の気温差が大きい季節です。特に、エキゾチックペットの子たちは、この温度差が大きなストレスになることが多いです。体調を崩す大きな原因になりますので、早めにヒーターの設置を心がけてください。

このところ、「膀胱炎・尿路結石」のネコちゃんの来院が非常に多くなっております。去年と比べても異常に多いです。特に男の子はおしっこが完全に出せなくなることがあります。こうなると急性腎不全を起こして命を落としてしまうこともありますので注意が必要です。

家で見られる症状

・トイレに何回も入る、リキむ

・トイレ以外でもおしっこをしてしまう

・血尿がでる

・吐く

元々典型的には、冬(寒い時期)に多い「膀胱炎・尿路結石」ですが、近年は夏などでもエアコンで涼しいために発生しやすくなっています。

しかし、今年ほど寒くなることと合わせて診察が増えるのは久しぶりな感じがします。なので、特に今年の冬は「膀胱炎・尿路結石」に注意していただくと良さそうです。気になる症状がある場合はとりあえずおしっこ検査をしてみることをお勧めします。

秋の健康診断キャンペーン2015

だいぶ過ごしやすい季節になってきましたね。ワンちゃんもお散歩をしやすく、ネコちゃんはひなたぼっこが気持ち時期になってきたと言ったところでしょうか?

今年も10月より、秋の健康診断キャンペーンを始めます。

手軽な「健康診断血液検査」と、しっかりチェックの「全身の健康診断」から選んでいただくことができます。

 

全身健康診断の内容

・一般身体検査

・おしっこ検査、うんち検査

・血液検査

・胸部レントゲン、腹部レントゲン

・腹部超音波検査

・さらに年齢や体調によって、「4種類の検査」がセットです。副腎皮質ホルモン検査・甲状腺ホルモン検査・肝臓検査・追加一般血液検査の内1つがセットになります。

4種類の検査

副腎皮質ホルモン検査・・・肥満に悩む子、皮膚・被毛が弱い子などにお勧めです。

甲状腺ホルモン検査・・・高齢のワンちゃん・ネコちゃんで異常が多く見られるため、お年寄りの子にお勧めです。

肝臓検査・・・過去に「肝臓の数値が悪いです」と言われたことがある場合、それをさらに詳しく検査できます。

追加一般血液検査・・・健康に見える若い子にはさらに一般検査を追加します。

この中から1つだけセットに加えることができます。しかし、どれを行うか、判断は難しいと思いますので日ごろの検査や体調を見て一緒に判断させていただきますのでご安心いただければと思います。

 

健康診断血液検査の内容

一般血液検査に、①甲状腺ホルモンの検査、②副腎皮質ホルモンの検査、③肝機能検査のいずれか1つをセットにしたものとなります。手軽さが良いところですが、血液検査だけでもとても多くの情報を得ることができます。

お値段

全身の健康診断

ワンちゃん・・・14420円

ネコちゃん・・・12360円

健康診断血液検査

甲状腺機能低下症 5665円

甲状腺機能亢進症(ネコちゃん) 4635円

副腎皮質機能亢進症 5665円

肝機能検査 3605円

 

ヒトでも行う「人間ドック」と同じイメージをしていただければと思います。ヒトでもある程度の年齢になれば定期的な検査によって、病気の早期発見が重要になります。腫瘍などならば、いかに早く見つけられるかが完治するかどうかのカギになります。

ワンちゃんやネコちゃんの場合、1年でヒトの約4年分歳を取ることを考えると、ヒトと同様に定期的に検査してあげることをお勧めします。ヒトほどの検査はできないにしても、少しでもワンちゃん、ネコちゃんの健康の維持に役立てていただければと思います。

全身の健康診断も少し費用はかかりますが好評です。しかし、ワンちゃんでの検査のみでした。ネコちゃんも検査できますので、ご相談いただければと思います。

特にネコちゃんは病院に来る回数が少ない(毎年の予防が少ない・病気が少ないなどの理由)ので、病院での体調チェックの回数も少なくなります。そのことから病気のサインを早期に見つけづらいです。なので、ネコちゃんこそこういった健康診断が有効ではないかと思います。

 

 

天気が落ち着いてきて

8月後半からしばらく雨が続き、ワンちゃんは特に、お散歩に出づらい日々が続いたかと思います。季節も大きく変わって過ごしやすい日も増えてきましたので、運動不足とストレスの解消にお外で元気に遊びたいところですね。

シルバーウィークも平常通りの診察を行っております。

火曜日(9月22日)は休診日となりますのでよろしくお願いします。

高齢犬の行動変化2

一時期よりは良いですが、まだまだ暑い日が続きます。お散歩の際の熱中症には十分に気をつけてください。また、涼しい時間にお散歩に出るとしても、アスファルトの温度はかなり高いことがあります。ヒトが5秒以上触れていられない場合、「ワンちゃんも肉球をやけどすることがある」ので注意しましょう。

今回はワンちゃんが年をとって認知症になったときのお家での簡単な対応についてのお話です。

室内の環境の改善

できる限り生活しやすいようにすることと、怪我をさせないようにする必要があります。床を滑りにくくする、障害物を減らす、家具の配置を変えない、トイレを近くにおいてあげるなどです。

認知症になるといわゆる「無駄吠え」が1つの問題になりますが、本当に無駄なのではなくて不安や欲求のアピールであることがあります。それらの解決の助けにもなってくれます。

適度な刺激

例えば、散歩に出ることは心身ともに良い刺激になります。歩けない子でもカートで散歩に出ることで嗅覚・視覚・聴覚の良い刺激になるでしょう。声をかけてあげる、触ってあげるだけでも刺激になるので良いでしょう。

また、これらを日中に行うことで、認知症の1つの問題である「昼夜逆転」を軽減することが期待できます。

しつけ

高齢化すると、耳が聞こえづらくなり、目も見づらくなり、匂いも嗅ぎ取りづらくなります。これらの理由から、今まで何でもなかったことに不安を抱いてしまうこともしばしばあります。そこで今まで当り前の行動に対してもおやつなどのご褒美を与えることによって不安を取り除くようにするとよいです。(例えば、トイレで排泄がうまくできたらご褒美をあげる)

 

食事療法

抗酸化物質などが含まれるサプリメントなどを病院でお出しすることもできます。不安を強く感じているワンちゃんにはGABAなど抗不安効果の期待できるサプリメントなども有効な場合もあります。

高齢化、そこから起こる問題行動はワンちゃんだけではなく、オーナー様にとっても大変な問題になることがあります。それぞれのご家庭によって対応方法もそれぞれとなってしまう難しい問題ですが、病院として良い解決方法を提案できるかもしれませんので、気軽にご相談いただければと思います。